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2008年 03月 19日

自家現像に必要な道具

Life with photo の mochi213さんに捧げます^^
関係ない人は読まなくても平気です^^;

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1.なんと言っても現像/定着液

これが無いとなんにも出来ません。
僕が使っているのはコダックのHC-110と言う現像液ですが、これはちょっと使いにくいので僕のお薦めはコダックのT-MAX現像液です。これだと1:4で(原液:水)で希釈すれば良いので簡単です。他には富士フイルムのSPD(スーパープロドールデベロッパー)も良いと思います。ただしこれは粉末なので溶かす時にどうしても粉が飛びますからそこが好きではないですが。
他にはコダックのD-76とか、色々ありますが、入手のしやすさは上記2点ですね。

定着液は富士、コダックから出ていますが、僕はイルフォードの「ハイパムフィクサー」を使っています。これは定着が迅速処理されるのでお勧めです。水洗時間も短くて済みます。(他の製品は粉末が多いのも僕が敬遠する理由です)

2.現像タンク

僕のはLPLのステンレスタンクです。普通の35mmフイルムなら2本一括で現像出来ます。そのタンクのままで中のリール(クルクルした奴)を変えるだけでブローニ120も現像可能なので重宝しています。
また、ステンレスタンクの方が温度調節がやりやすい、と言う利点もありますね。通常20℃の温度で現像する事が多いので大きめの桶にでも20℃の水を張り、その中に漬ける事で簡単に現像液の温度を調整する事が出来るからです。

3.現像液保存容器

希釈した現像液や定着液を保存しておく容器です。大きなカメラ屋さんで扱っていると思います。やはりあった方が便利です。

4.液調整用(ガラス容器)

出来ればガラス容器の方が良いですが、在る程度の精度で液の量を計る事が出来る方が良いのでキッチン用品売り場なんかでも、探せば使えるモノがあるかも知れません。

5.ダークバック

服みたいな形ですが、首の無い形状です。この袋の中に現像タンクとリール、現像したいフイルムを入れて、上のチャックを閉めて、下の腕を入れる所から腕だけを入れ、手触りだけでフイルムをリールに巻いていきます。この工程が暗室でなければならないので、こんな道具が必要になります。自宅に完全な暗室を準備可能なら必要ないのですが、普通のお宅では無理だと思いますのでダークバックは必需品です。

6.フイルムウエイト

在った方が便利です。
現像が終わったフイルムは水洗が終わった状態なのでびしょ濡れです。そのフイルムを乾かす時にこの道具にフイルムを挟んでホコリの少ない場所で吊して乾かします。フイルムはどうしてもカールしてしまっているので在る程度の重りになるモノで引っ張って吊す必要がありますが、しっかりとフイルムを保持する道具でないとフイルムが床に落ちたりして悲しい事になります。

7.他に必要な物

●温度計
現像液の温度は管理しないと現像がどんな具合に進むか分かりませんので必要です。デジタルより普通の温度計の方が使いやすいと思います。

●時計
と言うよりストップウォチですね。現像は「20℃ 9分」と言う様にして処理をしますし、25秒放置、5秒撹拌、と言う様な動作を必要とするので無いと困ります。

●フイルムピッカー
撮影済みフイルムの巻き戻しが手なら、ベロを巻き取らずに済ませれば良いのですが、電気カメラの場合、巻き戻しを機械任せにするとベロまで巻き取ってしまいます。このフイルムからベロを出す為の道具です。在ると安心して作業出来ます。


ざっとこんな道具が必要です。

ついでですから作業の流れを書いておきます。

▲現像液、定着液の調整
必要な希釈や溶解を済ませておき、現像液は20℃になるようにしておきます。

▲リーダーへのフイルムの巻き取りとタンクへの挿入
ここでダークバックが必要になります。

▲現像
使っている現像液の取扱説明書に温度と時間があるのでそれを確認して現像します。現像液を入れた直後は30秒間の連続撹拌。後は終了時間まで25秒の放置と5秒の撹拌を繰り返すのが一般的です。

▲停止
タンクの蓋を開け(光は通らないが液は通る)現像液を捨てて、水道水で2~3回すすいで現像液を洗い流して現像を止めます。

▲定着
停止の水洗液を全部捨てて、最後に定着液で定着処理をします。これも30秒の連続撹拌の後は25秒の放置と5秒の撹拌のサイクルで行っています。定着液も現像液と同様に取扱説明を読んで温度と時間を守る事が求められますが、現像ほどシビアにならなくても良いです。
定着の工程を経て、初めて明るいところでフイルムを出しても大丈夫になるので、それまではタンクの大きなフタは開けてはなりません。

▲水洗
定着液を捨てて、水で良くフイルムを洗います。ここで初めて現像フイルムとのご対面です。一番ドキドキする瞬間です。
硬膜処理型の定着液の場合は30~60分の流水水洗を推奨している場合が多いのですが、イルフォードのハイパムフィクサーは硬膜処理していないので10分の水洗でも十分だそうです。

▲コンディショニング
本当は富士から「ドライウエル」と言う薬品が出ていますが、僕は面倒なので中性洗剤を一滴タンクに落としてジャプジャプ洗ってしまいます。要は水滴が残りにくくなっていれば良いのだそうです。

▲乾燥
フイルムウエイトに挟んで吊しておいて静かに乾燥するのを待ちます。

▲フイルムカバーへの取り込み
乾燥したフイルムを6コマずつ切り、フイルムカバーに入れて、おなじみの状態にして処理が終わりです。


こうして文章で読むと面倒そうですが、「案ずるより産むが易し」で、道具を揃えてやってみると意外と簡単です。最大のハードルはフイルムタンクへのフイルムの装着ですね。ダークバックの中での手探りの作業なので慣れないと思い通りになりません。ダメフイルムを一本作って装着の練習を明るい所で何度もやって、手で慣れると安心です。

こうして自分で現像したフイルムが、ちゃんと出てきた時の初めての感動は今でも忘れられません。コレがあるから自家現像しちゃうのかも知れません。

最近は現像の良い本を余り見かけません。もしこれを読んで挑戦したくなった人はどんどん質問してくれれば分かる限りでお教えしますよ!
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by jmiin | 2008-03-19 14:08


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